坂元博人展 /Hirohito Sakamoto Exhibition

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 〔画像〕  「id – 邂逅の少女 -」  19.0 × 27.3cm   2015年

 


「Re:REAL」 坂元博人展

[ Re: REAL ] Hirohito Sakamoto Exhibition

2016.1.15(fri.)~29(fri.)

11:00 ~ 18:00 (Last day ~17:00)

B1  /  Closed on  Sun., and Holiday


 

 


 

 

 

  現在、私が制作を通じて向き合っているものは、現実と密接に関わりのあるもうひとつの現実ですーー広義に言えば、多くの人々がそれぞれに抱えているであろう「精神世界」のようなものだと思います。 そこにはおそらく多くの無意識的熱量が含まれています。そして自分の実体験と密接に関係している「実際的」な何かが潜んでいます。無視することのできない何かです。

 私は能動的に行動を起こし、その「もうひとつの現実」へ足を踏み入れていきます。推進力の形は様々です。絵画には限りません。

 でも顕在化した姿かたちを求めようとする場合は、率直に「描く」という行為の中へ志向が集約されていきます。ただ私が「視よう」としている対象は大方認識の向こう側にいて、おまけに取っ掛かりのようなポイントも少ないので、把握したり捕まえたりするのが難しく、ついては簡単に「姿かたち」にはなってくれません。

 それでも私は「意識できること」を頼りに、様々な手数を通じて対象に近付いていきます。制作の足がかりは、いつも自身の具体的な手仕事の先にあります。足場を組んで、あれこれするうちに、対象はようやく私の視覚野の周辺部まで姿を現してくれるようですーー手間取った末に居所を見つけ出した私に対し、「見つけてくれてありがとう」と声をかけてくれているような気がします。でも、「これで全てを分かった気になるなよ?」と冷ややかな目で見つめられているような気にもなります。対象はひどい時には、数秒であっさりと姿をくらましてしまいます(でも大体は翌日の朝にいなくなります)。

  言葉にするのは簡単ですが、「現実は謎に満ちている」と思います。そしておそらく避けようのないものです。制作を通じて私が「実現」できる物事はほんの一握りのことかもしれませんが、私なりにこの現実世界が抱えている「様々な側面」を形にしていけたらいいなと思います。でもそれは「絵画」というフレームに頼った成り行きだけに限りません。

※「Re:REAL」は、そんな「現実への要件」を満たしてくれる私の率直な言葉です。  

坂元 博人

 


略歴

1981鹿児島県に生まれる
2004金沢美術工芸大学 美術工芸学部 油画科 卒業
2006金沢美術工芸大学大学院 修士課程 修了
【主な展覧会】
2005フィールドオブナウ『現代精鋭作家展』 / 洋協アートホール(銀座) 
個展 / 美術サロンゆたか(石川)
2006トランザルプ展 / 美術サロンゆたか(石川) あかね画廊(銀座)
2009rokuten 2nd『ふわ・ふら』 / 同時代ギャラリー(京都)
Galleria ponteオープニング展 part2 / Galleria ponte(石川)
アートコンセプトオープニング展 part2 / アートコンセプト(石川)
2012日本の絵画 2012 / 佳作賞 / 永井画廊(東京)
2013SNIFF OUT 2013 / インデックス大阪(大阪)
現代絵画秀選展・石川ゆかりの作家展 / めいてつ・エムザ(石川)
第3回リアリズム賞展 / A氏賞 / 新生堂(東京)
リアリズムの彼方へ「写実絵画の現在」/西武高槻 (大阪)    
2014日本の絵画 2012 入賞・入選者 新作展 / 永井画廊(東京)
現代絵画秀選展・石川ゆかりの作家展 / めいてつ・エムザ(石川)
2015第3回現代絵画秀作展 / 佐賀玉屋(佐賀)
現代絵画秀選展・石川ゆかりの作家展 / めいてつ・エムザ(石川)