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中村馨章展 Yoshiaki Nakamura Exhibition

2011.05.11(水)〜27(金)

 

終了制作0012HP用.jpg 

「高みに昇る彼らたち」 181.8×227.3cm 紙本彩色

 

中村馨章展 禁忌の園

Yoshiaki Nakamura Exhibition

 

2011511日(水)~527日(金)

11001800 (最終日~1700)

一階会場 / 日曜・祝祭日休廊

 

中村馨章(なかむら よしあき)は、今年の3月に東京藝術大学大学院修士課程日本画科
を修了し、現在同大学大学院の博士課程に在籍しています。2008年に行いましたグループ
展「若水会」展に参加、今回新生堂で初の個展となります。
日本画の技法で膠と岩絵具で描いていますが、岩絵具の持つ粒子の反射率も考え、紙の地
を見せている部分や、下に墨を置きその上から描いているなど、ひとつの作品の中にもさ
まざまな表情をみせています。
中村は蝶を描く事をライフワークとしています。静かに舞い上がるその蝶は、人間の中に
存在する「生命と霊性の輝き」を表現しています。幼い頃から幼い時から身近にあった聖
書からのインスピレーションを源泉にして創作しているという中村。復活の象徴として蝶
が書かれていますが、中村はこの混沌とした現代社会の中で、負のエネルギーを反動にし
て高みに昇ろうとしている人々の生きざまを蝶に比喩し表現し続けています。

 

 

 

私が表現しようとしているのは、「死やカオス、破壊、痛覚を反動として相対的に輝く生命と霊性」である。

生命と霊性が死を乗り越える役目を果たしてきたのは、長い人類の歴史の中で「生」が人間の主要な関心

ごとであり続けたからである。 今ある生命を輝かせるために、経験できない「生命活動をしていない状態」

に思いを巡らせてきたのだ。

私が繰り返し描く蝶や蛾は、人間の持つ「生命と霊性の輝き」の象徴なのであり、死に隣接しながらも輝き、

生の向こう側に存在するであろう世界への想像力に思いを馳せているのである。

混乱・混沌とした現代に生まれた自身の状況を踏まえ、強い意志を持った絵画を創って行きたい。

                                                                  中村馨章

 

nakamurayoshiaki会場風景4.jpg  展覧会画像はこちら

 

 

略歴

東京都生まれ

2007 個展/十一月画廊

2008 東京藝術大学絵画科 日本画専攻 卒業

    卒業制作 サロン・ド・プランタン賞、台東区長賞

2009 グループ展「若水会」/新生堂

2011 同大学大学院修士課程修了

現代 同大学大学院博士課程在学中

 

 

 

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