- 2009年4月の展覧会：蔡 玉龍展
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2009年4月の展覧会：蔡玉龍展(Tsai Yulung)展
絲瓜的九十九天（道徳経）180cm×31cm×12
| 2009年4月8日（水）〜25日（土） 11:00〜18:00 (最終日は 17:00まで) / 日曜・祝日休 Opening Party 4月8日 17:00〜18:30まで (地下一階ギャラリーにて) |
出品予定作品
幅31cm×高さ180cmの書12枚組みを初め、般若波羅密多心経、道徳経など、書の連作十数作品を展示。絵画と化した詩をご高覧下さい。
コメント
「魏、晋の碑文体はわが師であり、拙、朴、壮、率、真はこれから学んだ。」
と蔡玉龍が書いている。もちろん蔡は中国の古典を学び、多くのものを得ている。中国本土から離れた台湾に生まれ育ったことが、むしろ書の勉強に専心できる恵まれた環境にあったのだろう。隠者のように外界を断ち、虚心に自らの内界の闇に向ってひたすら書き続けた線。それは身体の律動と同化した線なのだ。たとえてみれば、律動にあわせて鍛え抜かれた一流のプリマバレリーナの骨格とそのまわりに過不足なくついた強靭で優美な筋肉をそなえた身体。
画集《狂草九潤 蔡玉龍》プロローグ（益田祐作）より抜粋
財団法人何嘉仁文教基金会、何嘉仁実業株式会社共同出版
蔡 玉龍 [Tsai Yulung] プロフィール
| 1952年 | 台湾嘉義布袋生れ |
| 1967年 | 高校時代初めて碑文帖に接し、虜となる |
| 1978年 | 台湾全国美術展一位入賞 |
| 1981年 | 国立台湾芸術大学洋画科卒 |
| 1981年〜 | 制作の傍ら東西の美術の融合並びに中国歴代書道の研究に没頭 |
| 1992年 | 『新表現主義による抽象絵画展』、台湾国立美術館 |
| 2007年 | 上海で（莫干山99工作室）を構え、“書的絵画、絵画的書”シリーズ作品を手掛ける |
| 2009年 | 初個展、東京新生堂 |
蔡玉龍 作品集
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