「ひとりのみなさん」アニメーション
人は毎日膨大な情報や身の回りの出来事を
読んだり聞いたり見たり触ったりして知覚処理しています。
本人にとって、とても重要なものと、わりと必要なものと、
まあまあ気になるものと、そうではないものとで
情報を分別して拾ったり捨てたりしています。
捨てたと思っていても、無意識に心と記憶の中に
残っているものも中にはあると思います。
無意識は漠然としていてつかまえようと思っても、
なかなかつかまえられるものではありませんが、
何かの拍子でそれが本人の心と記憶に帰ってくることがあります。
人が夢を見るのはそのひとつだと思います。
この作品は自分の無意識的で断片的なとても曖昧な知覚を
言葉によって具現化しようと試みたものです。
この作品で普遍的ななにかを感じてもらえたら、
これ以上幸せなことはありません。
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