新生堂 ギャラリー 南青山東京

  • 2009年3月の展覧会:間島秀徳展
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2009年3月の展覧会: 間島秀徳 展


「kinesis No316 hydrometeor」(高さ245cm×幅150cm×6枚)

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間島秀徳 (photo by:飯村昭彦)
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photo by:飯村昭彦

2009年3月25日(水)~4月5日(日)
11:00~18:00 (最終日は 17:00まで) / 会期中無休
(一階・地下一階・中地下ギャラリーにて)

パフォーマンス:澤田有紀「冬の山+(公演時間約40分)

第1回公演 3月29日(日) 13:30受付開始 14:00開演
第2回公演 3月29日(日) 16:30受付開始 17:00開演
※詳細は本ページ上部タブをクリック下さい


出品予定作品

間島秀徳の作品は、顔料を膠と水で溶いたものをたらしこみ、パネルを横に縦に、斜めにと傾けて描いていく。
意図して動かし、傾斜によって自然と痕残す顔料の道の強弱。この工程を何度も行いつくり上げる作品は、宇宙衛星から見える地球を眺めているようでもあり、湧き上がる清々とした水を眺めているようでもある。
今回新生堂での展覧会はそんな間島の作品で画廊中をジャックする。

29日には宮田徹也氏(日本近代美術思想史研究)のご紹介により高さ245cm、幅150cmのパネル6枚の円環する六角体の作品《kinesis No316 hydrometeor》の間をコンテンポラリーダンサーの澤田有紀が舞うダンスパフォーマンス()がございます。 

※人数に限りがございます。詳細は本ページ上部タブをクリックしてください。

コメント

「Kinesis」
語源はギリシャ語にあり、運動、変化の意。生成(新たに生じる)と死滅(すぎさる)をかぞえることもある。キネステーゼとは、行動をするなかでの意識のこと。単に受動的に眼や耳から感覚をうけとるだけではなくて、積極的に意思して身体を動かして行動し、それと感覚的な経験とを合わせて外界の認識をつくりあげる。

ー哲学・論理用語辞典(三一書房)

制作においては、そこでのプロセスと同意に捉え、身体と水との関わりが作品を成り立たせています。(水によって描かれたその画面から、様々なイメージを感じとって頂ければと思います。)

間島 秀徳

間島秀徳 プロフィール

略歴
1960年   茨城県に生まれる
1984年 東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
1986年 東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了
2000~2001年 文化庁在外研修員としてフィラデルフィア(ペンシルバニア大学)、ニューヨークに滞在個展1988 ギャラリーなつか、東京
個展
1988年 ギャラリーなつか、東京
1989年 「間隙の一擲」、ギャラリィK、東京
ギャラリーなつか、東京
1990年 ギャラリーサージ、東京
1991年 ギャラリーサージ、東京
ギャラリー古川、東京
1992年 ギャラリー古川、東京
1993年 ギャラリーサージ、東京
1994年 ギャラリーサージ、東京
1995年 「Water Works-差異と反復」、タニシマギャラリー、東京
「Water Works」、ギャラリーサージ、東京
1996年 ギャラリエ アンドウ、東京
マジマアトリエ、茨城
「Water Works」、ギャラリーサージ、東京
1997年 ギャラリーアートサロンⅡ、千葉(リーフレット)
テラタスタジオ、茨城
ギャラリー日鉱、東京(カタログ)
1998年 ギャラリエ アンドウ、東京
ギャラリーサージ、東京
1999年 ギャラリエ アンドウ、東京
2000年 アートギャラリー閑々居、東京
Water Works 香染美術画廊、東京(カタログ)
2001年 Water Works(Kinesis)
Morgan Lower Gallery(upenn,Philadelphia)
Water Works(Kinesis)
Meyerson Gallery(upenn,Philadelphia)
2002年 Water Works(Kinesis)、ギャラリエ アンドウ、東京
Water Works、アカデミア・プラトニカG3、茨城(リーフレット)
Water Works(Kinesis)、テラタスタジオ、茨城
2003年 Great Whirlpool、徳島そごう、徳島
ピーシーエー生命ギャラリー、東京
ギャラリーアートサロンⅡ、千葉(リーフレット)
2004年 コートギャラリー国立、東京
Kinesis、アートギャラリー閑々居、東京
Kinesis in 六角堂、茨城大学五浦文化研究所・天心邸、茨城
2005年 ぎゃらりーパステル、埼玉
Sui-boku、アートギャラリー閑々居、東京
Kinesis:新たな生成の場、ASK? art space kimura、東京(リーフレット)
Kinesis、ギャラリエ アンドウ、東京
2006年 Kinesis:発生、テラタスタジオ、茨城(リーフレット)
2007年 Kinesis:発生、アートギャラリー閑々居、東京
香染美術画廊、東京(リーフレット)
アートギャラリー閑々居、東京
Kinesis hydrometeor、東京国際フォーラム・エキジビション・スペース、東京
グループ展
1986年 「水 水 水 展」、ワコール銀座アートスペース、東京
「PROJECT1:間島・渡辺 COLLABORATION・九十九里」、九十九里海岸、千葉
「PROJECT2:闇の視界・幾何の森」、スタジオ4F、東京
1987年 「PROJECT3:間島秀徳×渡辺康 展-目に見えるモノよりできる限り遠く離れて-」、
秋山画廊、東京
1991年 「PLUS11展」、アートギャラリー京ばし、東京
1992年 「FURUKAWA SELECTION」、ギャラリー古川、東京
「PLUS12展」、アートギャラリー京ばし、東京
1993年 「現代絵画の一断面-「日本画を越えて」」、東京都美術館、東京(カタログ)
1994年 「日本画家の青春 新たな時代を開く-大観、春草からドッブ君まで」郡山市立美術館、福島(カタログ)
   「NEW・MIND・ART 美への眼差し展」、オンワードギャラリー、東京/西武百貨店、川崎
1996年 「My House is your house」、ギャラリーサージ、東京
「開廊記念展」、ギャラリー閑々居、東京
1997年 「今日の日本画 第14回山種美術館賞展」、山種美術館、東京(カタログ)
「Small Pieces of Works」、ギャラリーサージ、東京
「冒険美術Ⅲ-水のいたずら」、滋賀県立近代美術館、滋賀(カタログ)
ギャラリー閑々居、東京
1998年 「SELF PORTRAIT展」、ギャラリーサージ、東京
「チバ・アート・ナウ '97-現代美術というジャンル」、佐倉市立美術館、千葉(カタログ)
「第二回 日本画の新しい形象展」、香染美術画廊、東京、他巡回(リーフレット)
「現代美術の手法-3「日本画」純粋と越境-90年代の視点から」、練馬区立美術館、東京(カタログ)
「川村龍俊コレクション展-ジョン・ケージから広がった美の世界」、東京純心女子大学ギャラリー、東京(リーフレット)
「フィリップ モリス アート アワード 1998 最終審査展」、東京国際フォーラム・展示ホール、東京(カタログ)
「works 浅見貴子・武田州左・間島秀徳」、ギャラリーyou、京都/柴田悦子画廊、東京
「SHORT PIECES EXHIBITION」、ギャラリーサージ、東京
「PRIVATE WORKS展」、ギャラリーgen、埼玉
「(美術と自然)アート・オン・エレメント 火と水と風と地と」、北海道立釧路芸術館、北海道(カタログ)
1999年 「第三回 日本画の新しい形象展」、香染美術画廊、東京、他巡回(カタログ)
「千葉の作家展」、ギャラリーアートサロンⅡ、千葉(リーフレット)
「VOCA展’99「現代美術の展望-新しい平面の作家たち」」、上野の森美術館、東京(カタログ)
2000年 「第4回 形象展」、香染美術画廊、東京、他巡回(リーフレット)
「Prime:記憶された色と形」、東京オペラシティアートギャラリー、東京(カタログ)
「こころのパン」、芸術の家、デイルメンデレ、トルコ
Za Collection-Refined Sensibility-、ザ・ギャラリー、東京
Small Print Show、Fox Gallery、upenn,Philadelphia
2001年 「神聖なる白」Eternal White、ローマ日本文化会館、ローマ(カタログ)
「第5回形象展」’01 香染美術画廊、東京、他巡回(リーフレット)
Large Print Show,Meyerson Gallery, upenn,Philadelphia
FOLIO 2001 Burrison Art Gallery Faculty Club, upenn,Philadelphia
「練馬区立美術館所蔵品による日本画 現代と革新」、天竜市立秋野不矩美術館、静岡(カタログ)
「第6回 形象展」、香染美術画廊、広田美術、同時開催、東京
「IN BETWEEN 中里斉・間島秀徳」、アートギャラリー閑々居(リーフレット)、
東京
「開廊5周年記念展」、柴田悦子画廊、東京
「正方形の世界展」、ギャラリーアートもりもと、香染美術画廊、同時開催、東京
水戸芸術館「カフェ・イン・水戸」参加
Communication by convertible and inconvertible notes
〔コミュニケーション/不換券〕アカデミア・プラトニカG3、茨城(記録集)
「こころのパン」“RUHUN GIDASI”、イズミット市立美術館(カタログ)
デイルメンデレ市立「芸術の家」他トルコ巡回、トルコ
「第1回東山魁夷記念 日経日本画大賞展」、ニューオータニ美術館、東京(カタログ)
2003年 「釧路芸術館コレクション選」、北海道立釧路芸術館、北海道(リーフレット)
「第7回形象展」、香染美術画廊、東京(リーフレット)
「文化庁買上優秀美術作品披露展」、日本芸術院会館、東京(目録)
「絵画の手法『線』」展、練馬区立美術館、東京
「新しい日本画の形 PART1」武田州左・間島秀徳 日本画展、沼津西武、静岡
「現代の日本画その冒険者たち-横山操から会田誠へ-」、岡崎市美術博物館、愛知(カタログ)
「Christmas in Peace アートで東京から世界へ-平和へのメッセージ展、佐藤美術館、東京(リーフレット)
「VS NORM The Six Curves of NORM」、茨城県つくば美術館、茨城(カタログ)
「所蔵秀作展」、北海道立釧路芸術館、北海道(リーフレット)
「第37回 現代美術選抜展」、今治市河野美術館、愛媛/文化フォーラム春日井、愛知(カタログ) 
2004年 「第8回形象展」、香染美術画廊、東京
「超日本画宣言-それは、かつて日本画と呼ばれていた」、練馬区立美術館、東京(カタログ)
「第2回翺翔会」、ギャラリー昴、東京
「両洋の絵画展」、ヒラノアートギャラリー、静岡
「第2回東山魁夷記念 日経日本画大賞展」、ニューオータニ美術館、東京(カタログ)
2005年 「両洋の眼」、日本橋三越、東京他巡回(カタログ)
「新しい日本画のかたち6人展」、香林坊大和6階アートサロン、石川
「絵図」と「絵画」の間で、ギャルリ・オーブ 京都造形芸術大学、京都(リーフレット)
「ミニアチュール展」、ART WORKS GALLERY、茨城
2006年 「収蔵品名作展-百年の100点-」練馬区立美術館、東京(リーフレット)
「第3回翺翔会」、ギャラリー昴、東京
「現代「日本画」の展望」-内と外のあいだで-、和歌山県立近代美術館、和歌山(カタログ)
「文化庁芸術家在外研修員の会」美術部門40周年記念『出会いの翼』展、日本橋三越、東京(カタログ)
「水をめぐって、光を追って。自然のことば、美術のかたち2」、日立市郷土博物館、茨城(カタログ)
2007年 「第10回形象展」、香染美術画廊、東京(リーフレット)
「賛美小舎」上田コレクション-夫妻であつめた愛しの現代美術-それでも人は、「境界」を越える、練馬区立美術館、東京(カタログ)
「水のかたち展」、茨城県近代美術館、茨城(カタログ)
「第1回 偲偲の会~新しい日本画の形~」、横浜そごう、神奈川他巡回(リーフレット)
「求美の会 絵画展」、池袋東武、東京
「FRIENDS OF HITOSHI NAKAZATO EXHIBIT」、Ice Box Projects Space、philadelphia
「文化庁芸術家在外研修制度 40周年記念『旅』展-異文化との出会い、そして対話-」、国立新美術館、東京(カタログ)
2008年 「遠き道展-はて無き精進の道程-<現代日本画のゆくえ>」、明石市立文化博物館、兵庫他巡回(カタログ)
「Artless ART」、ART WORKS GALLERY、茨城(記録集)
「ギグメンタ 2008-美学校1969年の現在-展 一過性であるがゆえに」間島秀徳×大野慶人、アートコンプレックス・センター、東京(リーフレット)
「ミニアチュール2008展」、ART WORKS GALLERY、茨城他巡回
「新収蔵作品展-「賛美小舎」上田コレクションより」、東京都現代美術館、東京
「八月の空-間島秀徳・小野友三」、東京日本橋高島屋6階美術画廊X、東京(リーフレット)
パブリックコレクション
  練馬区立美術館、東京
北海道立釧路芸術館、北海道
文化庁、東京
岡崎市美術博物館、愛知
茨城大学、茨城
日立市郷土博物館、茨城
東京都現代美術館、東京

3月29日パフォーマンス:澤田有紀「冬の山+



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dancer:澤田有紀 / photo by:飯村昭彦
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photo by:飯村昭彦


間島秀徳の《kinesis No.316 hydrometeor》は自立する六角体であるため、身体の介在が可能である。澤田有紀は自らが振付けた《冬の山》をここに混合させる。完成された作品群が衝突/解体/昇華する地平に、私達は自然に対する畏怖/超克/融和/それ以外の何かを見るのか。

宮田 徹也(日本近代美術思想史研究)


パフォーマンス:澤田有紀「冬の山+ (公演時間約40分)

第1回公演 3月29日(日) 13:30受付開始 14:00開演
第2回公演 3月29日(日) 16:30受付開始 17:00開演

会場場所の都合上30名しかお席のご用意ができません。
20席事前予約、10席当日券をご用意しております。
※どちらも先着順で締め切らせていただきますのでご了承くださいませ。
事前予約
(20席)
3月20日12:00より受付開始いたします。
件名に「間島展ダンスパフォーマンス予約」と記載し、
1) 氏名、2)電話番号、3)どちらの公演がご希望か
を必ず明記し下記メールにご連絡くださいませ。
art.shinseido@gmail.com 担当:根本

※第2回公演(17:00の回)の予約席は満席となりました。
当日券
(10席)
開演1時間前より1階受付にて整理券をお配りいたします。
  • 基本的には場所の関係により立ち見席とさせていただきますが、簡易椅子もご用意しておりますので当日スタッフにご相談くださいませ。
  • 整理券をお持ちでない方の、開演30分前からパフォーマンス終了までのお時間の間、地下会場、中地下会場のご入場はお断りさせていただきます。ご了承くださいませ。

澤田有紀(振付家・ダンサー)

1977年、香川県生まれ。
9歳よりバレエを習い、1992年より入団した島田バレエ団にて『白鳥の湖』など数々の舞台に出演。19歳で退団の後、1998年に上京。安藤洋子に出会い、コンテンポラリーダンスを学び始める。1999年より木佐貫邦子に師事、以降「木佐貫邦子+neo」として木佐貫邦子作品に出演を重ねる。また2000年より、自作自演のソロダンス作品( 『冬の山』『KW』『グラウンド』など)を創作・発表。2006年よりグループ作品の発表にも取り組み、翌年ダンスグループ「Guell」を設立、自主公演を行う。
2008年ラボ20♯20にて「ラボアワード」を受賞。
2009年ダンスがみたい! 新人シリーズ7にて「オーディエンス賞」を受賞。


photo by:飯村昭彦