1F山口裕子日本画展 ―山は歌う―
Yuko Yamaguchi Exhibition
2023.06.15(木)〜30(金)
平 日
11:00~18:00
土曜日
11:00~18:00 (最終日~17:00)
日曜・祝日
休廊
自然の移り変わりの中で生きる動植物を日本画で描く山口裕子の展覧会を開催いたします。
展覧会内容
大学入学を期に山形に居を移した山口裕子。雪の降る土地ゆえに四季の移り変わりへの小さな歓びを強く感じているといいます。それは作品制作にも大きく影響しています。
山形の土地で自然から得たエネルギーを作品に投影した作品を、大作から小品まで20余点展示します。
近作から最新作まで
0号~150号まで展示予定。
山形の土地で自然から得たエネルギーを作品に投影した作品を、大作から小品まで20余点展示します。
近作から最新作まで
0号~150号まで展示予定。
作家メッセージ
この度、4年ぶりに故郷東京での個展を開催する運びとなりました。自然豊かな山形県朝日町の朝日連峰麓にあるアトリエで描き溜めた約20点を展覧いたします。
山に囲まれ、自然と向き合う日々では、コロナとは無関係な生の営みを感じてきました。マスクを付け、毎日の感染者数に右往左往する私たちをよそ目に、山肌には葉が芽吹き、花をつけ、実らせ、葉を落とし、白雪の中に身をひそめる。厳しい冬を越え、春を迎え、頬を撫でる風は緑の香りを纏います。その風は、思い切り深呼吸した胸を清々しくも温かな気持ちで満たしてくれます。
いつもと変わらぬ自然のサイクルは、安心感を与え、踏ん張る勇気を授けてくれました。それはまるで、山が私に子守歌を聞かせてくれているようでした。
目の前の様々な困難に打ちひしがれそうになる今だからこそ、大切なものを見失わない強さをそれぞれのやり方で見つけてほしい。
この展覧会が皆様にとって、力強く生き抜くヒントと出会う場となりましたら幸いです。
山口裕子
山に囲まれ、自然と向き合う日々では、コロナとは無関係な生の営みを感じてきました。マスクを付け、毎日の感染者数に右往左往する私たちをよそ目に、山肌には葉が芽吹き、花をつけ、実らせ、葉を落とし、白雪の中に身をひそめる。厳しい冬を越え、春を迎え、頬を撫でる風は緑の香りを纏います。その風は、思い切り深呼吸した胸を清々しくも温かな気持ちで満たしてくれます。
いつもと変わらぬ自然のサイクルは、安心感を与え、踏ん張る勇気を授けてくれました。それはまるで、山が私に子守歌を聞かせてくれているようでした。
目の前の様々な困難に打ちひしがれそうになる今だからこそ、大切なものを見失わない強さをそれぞれのやり方で見つけてほしい。
この展覧会が皆様にとって、力強く生き抜くヒントと出会う場となりましたら幸いです。
山口裕子
略歴
1982年、東京都品川区生まれ。2006年、東北芸術工科大学への進学を機に山形へ移住。在学中から院展に出品し、学部4年次に院友に推挙。各種コンクールにて受賞を重ねながら精力的に作品発表を行う。2015年、同大学院の博士課程を単位取得退学。現在は朝日連峰の麓、自然豊かな朝日町にアトリエを構え、グラフィックデザイナーの夫と共に制作活動を続ける。美術館・百貨店・ギャラリー等での個展およびグループ展に出品する一方で、地元企業からのクライアントワークや「ひじおりの灯」等の土地に根差したアートプロジェクトやワークショップにも参加。
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