1F川上椰乃子展 -家族へ-
Yashinoko Kawakami Exhibition
2024.10.10(木)〜25(金)
平 日
11:00~18:00(最終日は17:00まで)
土曜日
11:00~18:00
日曜・祝日
休廊
主に水墨を使い、独特な視点で日常の一コマを描く川上椰乃子。
大作から小品まで、10余点を展示します。
大作から小品まで、10余点を展示します。
展覧会内容
川上椰乃子は東京藝術大学日本画専攻を卒業後、同大学大学院の保存修復専攻に進み、現在同研究室で助手をしています。
紙や素材の面白さを学問として学んだ経験は、素材そのものの魅力をいかに出しながら作品を描けるかという視点に変わったといいます。
主に墨を基調にしながら、顔料はポイントで差し色を入れる。
描くモチーフはだいたい日常に彼女が目にした、些細なでも愛くるしい一コマです。
気取らない構図と色彩は、素材を生かせる技術とセンスがないと野暮ったくなってしまいますが、
彼女の作品はとにかく絶妙なバランスで、そして温かく、笑みがこぼれてしまうような一瞬が
静かに描かれています。
紙や素材の面白さを学問として学んだ経験は、素材そのものの魅力をいかに出しながら作品を描けるかという視点に変わったといいます。
主に墨を基調にしながら、顔料はポイントで差し色を入れる。
描くモチーフはだいたい日常に彼女が目にした、些細なでも愛くるしい一コマです。
気取らない構図と色彩は、素材を生かせる技術とセンスがないと野暮ったくなってしまいますが、
彼女の作品はとにかく絶妙なバランスで、そして温かく、笑みがこぼれてしまうような一瞬が
静かに描かれています。
作家メッセージ
私は現在、日常をテーマに制作を続けております。今回はそれとあわせて、社会の最小単位である「家庭」を再考し、身近な光景に見落としてきたものを描きたいと思います。
家庭とはそれぞれ「いろいろある」ものです。
その「いろいろ」の中には他人と共有することは難しくもどかしいものもあります。
しかし同時に、他人には見つけられない美しい記憶もあります。
そんな家族という独特な絆と向き合うことは、私の創作において重要な取り組みです。
個人的なモチーフが多くなりますが、そこに普遍的な安らぎを感じていただければ幸いです。
家庭とはそれぞれ「いろいろある」ものです。
その「いろいろ」の中には他人と共有することは難しくもどかしいものもあります。
しかし同時に、他人には見つけられない美しい記憶もあります。
そんな家族という独特な絆と向き合うことは、私の創作において重要な取り組みです。
個人的なモチーフが多くなりますが、そこに普遍的な安らぎを感じていただければ幸いです。
略歴
東京都生まれ | |
2018 | 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 卒業 |
2020 | 東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画 修了 |
2023 | 同大学院研究室博士課程 修了 |
現在 | 東京藝術大学保存修復日本画研究室 教育研究助手 |
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