
野見山暁治 モノタイプ展
Nomiyama Monotypes Exhitbion
2015年7月8日(水)~24日(金)
地下・中地下会場
11:00~18:00 (最終日17:00まで)
日曜・祝祭日休廊
世界の奥でイマージュの群れが果てしなく動いている。リト・インクは
たぐいまれな画家の眼とであうと、長い物質的沈黙から目覚め、鼓動
をはじめる。
画家が版の上に直にリト・インクで形態を描き、職人の手によって紙に
刷りあげられる一枚かぎりのモノタイプは、間接と直接の間あいに
たゆたう始原の物語を紡ぐ。
エッセイ集『いつも今日』のなかに野見山さんが次ぎのように書いています。
「・・・版画で一番好きなの石版刷り、いわゆるリトグラフという
やつ、これはパリのときに出会った益田(祐作)さんが、その後、麻布で工房
を開いていて、招ばれると、朝寝坊のぼくが眼覚ましをかけて、せっせと通う。」
このアトリエMMGで野見山さんがリト・インクと対話しながら
一九九三年から二〇〇六年の間に制作したモノタイプの数々から選んで
新生堂で展覧いたします。
益田祐作
【展覧会風景、出展作品画像】