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中北紘子 Hiroko Nakakita Solo Exhibition

2019.11.01(金)〜10(日)

2019年11月1日(金)~11月10日(日)

11:00~18:00 ( last day ~17:00 )

会期中無休 Open all day during exhibition

*Reception Party :  2019年11月1日(金) 18:00~19:30


【1F、B1、HB1 Gallery】

中北紘子
Hiroko Nakakita Solo Exhibition

“ 眠れる森の池のほとりで”  91,5x122cm(2連作の内の1点) Mixed media on canvas

 このたび東京・南青山「新生堂」におきまして、アーティスト、中北紘子氏による個展を開催いたします。

 胸に迫る力強いマチエールを残しながら、中北氏の絵筆はヴィヴィッドさと柔らかさをミックスした色彩美を放ち塗り進んでいきます。砂を練り込んだ油絵具や、アクリル樹脂、箔などを用いて描かれるのは、花やシャンデリア、ジュエリーなど彼女の身の回りにある、感情を持たないであろう静物たち。アブストラクトな話法で描画するうち、静物に投影されて跳ね返ってなお残る、言葉にできない感情やアイデンティティまでをもキャンバスに定着させています。

 世の中に存在する自然と人工物、秩序と無秩序、作為と無作為など、相反するモノ / コトが、その作品の中に共存しています。対極にある要素どうしは、一方があることでもう一方が浮き彫りにされるという摂理から離れることはできません。中北氏はそれら両極の本質を刺激、強調し、惹かれ合う関係へと導いていくエフェクターとなります。その葛藤と混交の凄まじさに目を奪われているうち、いつの間にか見る者たちは自身の感受性が彼女のイメージと共振している様をはっきりと感じとることができるのです。

 本展は、中北氏にとって約7年ぶりとなる東京での個展です。筆やペインティングナイフを使った特徴的な立体感と、時に脱力的な垂らしも効果的に援用するスリリングな表層を備えた平面作品群を中心に、グラフィカルな着想から展開した立体作品も合わせて発表。中北氏の創作の進化した現在を、2Dと3Dの表現を相互に照射しながら受け止められる好機となるでしょう。日米を拠点としながら折々に「日本」「和様」を見つめてきた彼女が、初めて日本をサブテーマとして取り組んだことも大きな話題のひとつであり、伝統とモダンを融合させる意欲的な試みが数多く含まれています。本展では大小の新作約40点を展示・販売いたします。

 

1981年 兵庫県生まれ
2006年 東京藝術大学大学院美術研究科 絵画専攻油絵修士課程修了
現在、芦屋と米国カリフォルニアのアトリエを拠点に制作をつづけ、国内外で発表
近年の個展に「Objectively」(2019年、兵庫県・GALERIE ASHIYA SCHULE)、「Blooming」(2018年、ニューヨーク GALLERY MAX)、「Flowery colors」(同年、大阪・うめだ阪急百貨店美術画廊)など。その他、「数寄景/NEW VIEW 日本を継ぐ、現代アートのいま」(2019年、阪急うめだ本店)、「華美」(2019年、GINZA SIX)、「リバーアートフェア2018」(2018年、米マイアミ)、「アートフェア京都」(2013年、京都)など国内外のグループ展やアートフェアにも多数出展。近畿大学、六本木ヒルズクラブなどが作品所蔵。

Artist HomePage >>  https://hiroko-nakakita.com/

 

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