【Ｂ1】江上秋花×村上生太郎 二人展　Akika Egami × Shotaro Murakami Duo Exhibition

2021年10月14日（木）～10月29日（金）

東京藝術大学大学院デザイン専攻の描画装飾研究室を同期で修了した２名。用いる素材は別々ですが、どことなくシンパシーを感じる世界観があります。

江上秋花は、布を素材に針と糸で縫う・編むという技法で作品を制作しています。植物を主なモチーフに、布や糸という素材によって有機的で不思議な形をつくりあげています。2019年頃からは立体的な作品もつくるようになり、修了制作では未知な植物の作品群に面白さを感じました。

村上生太郎のテキスタイルデザインからも影響をうけたという作品は、デフォルメしたモチーフを画面いっぱいに大胆に描き、ビビットな配色が目に飛び込んできます。よく見ると色鉛筆で描かれており、塗り重なる筆致が面白いマチエールをつくりだしています。

両者とも、非常にシンプルな形や色の構成でできていますが、つくりだす過程の作業は実にアナログです。作品をよくみると、つくりだすまでにかけた時間の痕跡が垣間見える所に、作品の面白さや深みを感じます。
「BLOOM」と題した今展。江上と村上の作品が地下の会場で花を咲かせることでしょう。

「ピンクのチューリップ」10F Photo by 遠藤文香

江上秋花「植物園」　Photo by 遠藤文香

江上秋花「植物園」　Photo by 遠藤文香

江上・村上展　展示風景　1

江上・村上展　展示風景　2

江上・村上展　展示風景　3

村上生太郎「メロン」

村上生太郎「アンスリウム」

村上生太郎「パイナップル」

江上秋花　「オレンジお部屋」

江上秋花　「海が見える部屋」

江上秋花　「植物園mini　12」

江上秋花　「植物園mini　11」

江上秋花　「植物園mini　4」

 

江上秋花　Akika Egami

　Photo by 遠藤文香

刺繍やニット、染織などの技法を用いて、平面、立体とわず制作する

1993年　東京都生まれ
2020年　東京藝術大学大学院デザイン専攻描画装飾研究室 修了

Instagram >> @egamiiiii

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村上生太郎　Shotaro Murakami

　Photo by 遠藤文香

色鉛筆のタッチの集積でできる色面で構成した絵画作品を制作する

1993年　東京都生まれ
2020年　東京藝術大学大学院デザイン専攻描画装飾研究室 修了

Instagram >> @murakami14310