≪4月 展覧会≫
吉川 龍 展 4月5日(水)−4月15日(土) 展覧会は地下会場になります。 | |
吉川 龍 |
プロフィール <略歴> |
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1971年 |
栃木県生まれ |
1997年 | 東京藝術大学絵画科油画科専攻 卒業 |
1999年 | 東京藝術大学大学院修士課程美術研究科絵画専攻 修了 |
2004〜2005年 | 文化庁新進芸術家在外派遣制度により、イタリア留学 |
<主な活動歴> |
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個展 | |
1997年 | 空木(東京) |
1999年 |
大渕画廊(福岡) |
2000年 | 麻布アートサンサシヨン(東京) |
2001年 | 麻布アートサンサシヨン(東京) |
2005年 | Contemporasutudio(フィレンチェ) |
グループ展 | |
1998年 | 三人展 空木 (東京) 五人展 麻布アートサンサシヨン(東京) |
2003年 | トーキョー・ワンダー・ウォール展(東京都現代美術館) 美術誕生(八王子市夢美術館) |
2004年 | 風の会展 (雪梁舎美術館) 2005年イタリア、マルケ州のレカナーティに巡回 |
2005年 | 二人展 Galleria gli Specchi(イタリア、ロッカダルチェ) |
<作家のコメント> |
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訳もなく懐かしさに包まれる景色に出会ったり、匂いや空気を感じるとき、過去の記憶に遡りつつ、自分はいったいどこにいるのかと思う。 何気ない日常の中の、その場所に流れる空気の音や速度、光の音などを捉え、記憶の蓄積である今、そして今の蓄積であるはずの未来をイメージし、見る人それぞれの記憶を辿る入り口みたいなものを見せたい。 ネガティブな過去ではなく、今、そしてこれからという終わりのない道を行くためのスタート地点を見つけるということ。 人は常に記憶を積み重ね、決して戻ることのできない時間を抱えつつ、今という場所にいる。 心の中に残りながらも時間の経過とともに薄れ行く記憶の曖昧さと、つねに目の前にある現実とのギャップを、絵画の空間と表面に置き換えて描き表したい。 |
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<技法について> |
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キャンバスに膠で和紙を張り、水彩絵の具やアクリル絵の具でイメージした色や奥行きを作る。そして景色のシルエットを残し、アクリル絵の具を厚く塗る。 影の部分は空気や記憶などお目に見ない流動的なものを、光の部分は今そこにいる現実を表している。 その他、銀箔や色鉛筆なども併せて使用し、表情や動きを作っている。 |
Ryo, Yoshikawa | ||